Crew☆Days
音楽がやんでTEKY-NA!の練習が
一段落した瞬間。
テクテクと先輩が歩み寄った先は
タケの目の前。
みんなの視線が一気に集中した。
完全にフリーズするタケ。
話しかけることなく、先輩は
その場にしゃがんでタケの膝に手を伸ばす。
とっさに一歩下がるタケに
『ジッとして』と言った。
ジャージをめくり上げ、
手が触れた瞬間、タケの顔が歪む。
膝には無数のテーピング。
『微妙に左右、太さ違うんだよなぁ。』
モツ先輩の一言にみんなの頭は
“?”だらけだと思う。