Crew☆Days
タケは肌が白いから、
泣けば目と鼻が真っ赤になる。
そんなタケと目が合って、ナツと呼ばれた。
待って。
今何か言われたら泣きそうだよ…。
『私が抜けたら…TEKY-NA!のリーダーお願いね。』
どんな言葉よりも
私の胸に重くのしかかった。
なんで…今そんなこと言うの…?
目頭が熱くなって下を向いた。
『リーダーは…タケだけだからっ…!』
震える声を抑えながら、
自分を奮い立たせる。
精一杯優しく微笑むタケを見ると、もう
その場にいられなかった。