Crew☆Days
気付いたら教室飛び出してて
階段を駆け上り、
行き着いた場所は屋上だった。
フェンスに寄りかかり、泣き崩れる。
声を押し殺して泣く。
誰にもバレないように、ひっそりと。
地面に落ちる涙は、
何も解決してくれない。
ただ祈ることしか出来ない
無力な自分。
先輩の前で泣きじゃくったタケが
下した決断は、
きっと生半可なモノじゃない。
お願い…タケ。
戻って来て…!
悲しい笑顔見せないで…!
『うぅ……うっ…!』
抑えてた声がもれた時。
温かい何かに包まれた。