Escape from the DEAD
「成程…確かにな」

目を閉じ、笑みを浮かべる紅。

(言うじゃない、相沢君)

芹も見直したように笑顔を見せる。

「なら私達も身の安全を確保しつつ、余裕があれば家族や友人の安否を確認しよう。決して無理はしないように。まず自分の命を最優先に考える事。それでいいか?」

最年長の紅の言葉に、要と芹が頷く。

ここから先、三人はチームとして行動する事になる。

生ける屍が蔓延した、我が目を疑うような世界。

この世界で生き延びるべく、サバイバルが始まるのだ。

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