Escape from the DEAD
そんな要にはにかみながら、芹は彼の隣へと移動する。

密着するように要のそばに座る芹。

「えへへ…」

照れ隠しするように笑う芹に、要は少し苦笑い。

その時だった。

「いい加減にしろ、来生」

同じく荷台に座っていた紅が言った。

「相沢は疲れて眠っていたんだぞ。それを起こしてまで…少しは相沢の事も考えろ」

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