Escape from the DEAD
その時だった。

「!!」

聞こえてきた複数の銃声。

同時に叫び声が聞こえる。

「坊主ども!こっちだ!」

ゾンビ達の唸り声に混じって聞こえたのは、確かに人間の声だった。

要は振り向く。

…数十メートルほど先。

高い塀に囲まれた大きな和風建築の建物。

その屋敷の塀の上に、何人かのいかつい男の姿があった。

手にしているのはマシンガンや自動拳銃、そしてライフル。

「援護してやる!屋敷まで走って来い!」

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