勇者様?!

体が熱い

胸が熱い


気づくと俺の手に何が握られていた


「…え?…剣?」


意味が解らないが、これでラピスを助けることが出来るかもしれない

そう思った瞬間に、俺は魔物に立ち向かった

使ったことなんて無いのに、知ってるように体が動く


そして、気づいたら魔物を倒していた



「ラピスっ!」


魔物が消滅したのを確認して、ラピスに急いで近寄る

「ヒスイ…何?それ…」


ラピスの目線は、剣にいく


「わかんない…守りたいって思ったら…出てきた。ってゆうか、怪我は?大丈夫?」


「怪我はしてない…でも、怖かったよぉ」


そう言って、泣き出すラピス

泣いたラピスを見たらやることは一つ

抱き寄せて、腕の中に納める

そうすると、ラピスは落ち着くみたいだ

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