勇者様?!
―ラピス―
私が目を覚ましたのは、自分のベッドの上だった
「…お姉ちゃん…大丈夫?」
ラズリは、事情を知ってるみたいだった
きっと、私を届けに来た時にお城の人が言ったんだな
ってゆーか…
「どんだけ非常識なのよ!!」
「お…ねぇ…ちゃん…?」
いきなり声を張り上げたので、ラズリをびっくりさせてしまった
「イライラする。夕食作る。」
窓の外を見ると、夕焼け空
貴重な休みが終わっていく
ヒスイと引き離されるし、最悪な休日だった
イライラを静めるため、私は家事をすることにした