勇者様?!
背中に何が当たる
ヤバい…後ろ壁じゃん!
距離が縮まる
迫るガーネット様
っーか、普通逆だろ?!
なんで、俺は女の子に迫られてるんだよ!
「ヒスイ様…」
目を閉じて、顔を近づけるガーネット様
あー…俺の唇奪う気満々ですね
うん、わかりました
逃げます
俺は、ガーネット様の脇をスルリと抜けて部屋を後にした
もちろん、ラピスへのラブレターを連れて
で、たどり着いた場所はダイヤの部屋
「ダイヤ!助けて!そして、机とペンを貸して!」
「あぁ…また、ガーネットから逃げて来たの?」
ため息混じりで出てきたダイヤは、どうぞっと中に入れてくれた
よかった
これで、安心してラピスへの手紙が書ける