君の体温

「美紅も風邪引くな…あ、これ着な」

ポイっと投げ出されたのは、
白のスウェット。

「えっでも…」

「いいからっ」

と言って部屋から出ていった。

私は渋々着替える。

「…あ」

翔の匂い?甘いいい匂いがする…

そんなことを思いながら着替える。

「入ってもいいよ~」

「おっ、まだでかいな」

そりゃあ、翔は男の子ですから…
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