君の体温
「うん、でもありがとっ」
「おぅ」
翔は私の隣に座る。
ドキッ…
なんで翔にドキドキしてんだろ…
「昨日の事まだ気にしてるか?」
翔が私に聞く。
「ううん…もう気にしてないよ。それに私が悪かったんだし」
私が転んだから悪かったんだよね。
「…あれファーストじゃねぇよな?」
聞きづらそうに言う翔。
「違うよ。大丈夫!」
「よかったぁ…あれがファーストだったら俺最悪な男だなっ」
「そんなことないよっ」