君の体温

「あっ…お邪魔だった?」

「ううん。翔もサボり?」

そう聞くと、笑顔で頷く。


「頭の悪い美紅がサボっちゃダメじゃね?」

よ、余計な事を…

「いいのっ!得意の理科だし♪」

「え?あぁ、そう。」


翔は私の横に寝っ転がる。

「ここ気持ちぃのな…」

ボソッと呟き、目を閉じる。


私はまたドキドキする。
なんでなんだろう…
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