君の体温
二章
確信
「…だから私翔が好きなんじゃ…」
夏蓮の家で私は今までの事を夏蓮に話した。
「好きなんじゃじゃなくて、それは好きなの!!」
ズバッと言われた好き…
確かにそうなのかもしれない。
「やっぱり…」
「どうせならコクっちゃいなよ!!」
「えぇ!」
思わず、声が大きくなる。
夏蓮も迷わず我が道を行く人だから
私にもそうさせようとしてるな…
「今日土曜日だし?遊びに誘えば?」
食べているお菓子が喉に引っ掛かる。
「ケホケホっ…」