先生と保健室で
「あんなに可愛い子、
滅多にいないわよ?
あなたより年上の、
こんなおばさんなんかより
ずっと、ずっといいと思うけど。」
顔はまだ赤いまま。
こんなの、
強がりにしか俺には見えない。
俺のエゴかもしれないけど、
そう思いたいだけかもしれないけど
この人は、先生はずっと
綺麗ごとしかしゃべらない。
俺はそんな偽物の言葉を
聞きたいわけじゃないのに。
「それ本気?」
「え・・・?」
「本気かって聞いてんの。」
俺はさらに先生を問い詰める。