先生と保健室で
「結婚なんて・・・うそ。」
そう話す先生の体は
なんだか震えていて、
でもそれ以上に
俺の体も震えていた。
・・・怒りで。
「なんだよソレ!!!
ただ嘘ついただけかよ!!
そんなに俺が迷惑か?!
だったそう言ってくれりゃ
いいじゃねえか!!
そういわれたら俺だって
毎日毎日、
保健室に来ねえよ!!!!」
先生の体を振り払い
そう荒々しく声を上げた。
先生は涙を浮かべている。
でもそんなの、
俺にはもう関係ない。
先生の涙をふくのは
俺じゃないんだ。