先生と保健室で


でもそんな俺に、
先生は怯むことはなかった。





いつもなら
何も話せなくなるのに、


荒々しく怒る俺に
先生まで怒り始めた。








「そ・・・そこまで
言わなくたっていいじゃない!



私だって、
いっぱいいっぱいで・・・






潤くんはいっつも
そうだわ!!!!



1人で突っ走って・・・
勝手に言って、
勝手に怒って・・・!




私の話なんて
全然聞いてくれない!!


気持ちも分かってくれない!」









肩で息をしながら
顔を真っ赤にして言う先生に

俺は目を丸くした。





こんな感情的になる先生を
俺は知らないし。



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