水色王子とピンク姫


とりあえずあたしも趣味を見つけないと!


「…ところで、俺のこと何て呼んでる?」


「え?長谷川君?」


「名前、で呼んでほしいな」


長谷川君はニッコリ微笑みながら言った。


名前……!?


「修吾って」


うぎよぁぁぁ!


無理!爆発する!


「だって今俺達付き合ってるじゃん?」


そんな笑顔で言われると…。


「しゅ…修吾…君」


俯きながら言った。


「あの、呼び捨てはさすがに無理だからっ!」


めちゃくちゃ恥ずかしい!


「分かった、ありがと」


…その笑顔で[ありがと]は反則でしょー!


やばい。


心臓がっっ。


飛び出るーー!


気付いたら家の前で、さりげなく送ってくれたことに結構感激した。


< 104 / 245 >

この作品をシェア

pagetop