水色王子とピンク姫
とりあえずあたしも趣味を見つけないと!
「…ところで、俺のこと何て呼んでる?」
「え?長谷川君?」
「名前、で呼んでほしいな」
長谷川君はニッコリ微笑みながら言った。
名前……!?
「修吾って」
うぎよぁぁぁ!
無理!爆発する!
「だって今俺達付き合ってるじゃん?」
そんな笑顔で言われると…。
「しゅ…修吾…君」
俯きながら言った。
「あの、呼び捨てはさすがに無理だからっ!」
めちゃくちゃ恥ずかしい!
「分かった、ありがと」
…その笑顔で[ありがと]は反則でしょー!
やばい。
心臓がっっ。
飛び出るーー!
気付いたら家の前で、さりげなく送ってくれたことに結構感激した。