水色王子とピンク姫


と、いうわけで来た屋上。


でも風が吹く屋上で弁当を食べる物好きはいなく、1人も見当たらなかった。


「……はぁ」


思わず、ため息が出る。


これからずっと屋上で1人弁当を食べるのか…。


「…好きです」


ん?


声のした方を見ると、女の子と男の子が立って向かい合っていた。


女の子は俯いてて、顔が赤くなってる。


これはまさか、告白!?


わ~!


ドラマとかみたいでテンション上がる~!


…ってあれ!?


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