水色王子とピンク姫
第3章:少しだけ違うキョリ
ジンクス
遊園地から1ヶ月が過ぎ、冬になりました。
あたし達は順調です!
多分……(笑)
「あなたたちって、付き合ってもう2ヶ月だよね?」
麻里が頬杖をつきながら言ってきた。
「うん…そーだね」
考えてみればもう2ヶ月過ぎたんだー。
月日が経つのは早いねー。
「なのに!」
麻里は両手で机を叩く。
「なんでキスしてないの!?」
「は!?」
「フツー2週間目位でキスするでしょ!」
「麻里声大きい!」
そんな昼間にキスキス言っちゃダメでしょ!
「でもね春香、あなたたちはフツーとは違うんだよ」