水色王子とピンク姫


「まぁ、誰かしら来るだろ。少なくとも明日には必ず」


「そ、そーだよね」


一応、餓死はない。


よかった。


グラウンドを見た。


みんな集まっている。


…………あ。


美由紀。


後夜祭、一緒にいようって約束してたんだった。


でもこの状況だし…。


『さぁ!ここからが本番。これより後夜祭を始めまぁす!』


グラウンドの即席ステージから声が聞こえた。


テンション高っ。


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