水色王子とピンク姫
同窓会
「あ、春香~。美由紀のクラス行こ?」
まだ昼休み終わりまで7分もある。
「うん!」
正直言って、美由紀のクラスには行きたくなかった。
別に美由紀が嫌なワケじゃないけど、美由紀のクラスには雪佳がいるんだよね…。
戻ってるかな?
「美由紀~」
麻里は、ガラッとドアを勢いよく開けた。
「…あ~、麻里に、春香。おひさー」
美由紀は、せっせとノートをとっていた。
あれ?雪佳いない。
ラッキー。
んで、麻里はいきなり話し出した。
「あ!そーいえばさ、小6の同窓会やろってなってるんだけど春香と美由紀行く?」
え、早。