水色王子とピンク姫










公園には誰もいなかった。


朝だから仕方ないよね。


まだ修吾君は来ていなくて、ヒマだからブランコに座る。


頭痛い。


なんかぼーっと意識が朦朧としてきた。


熱あるんじゃないかな。


「待った?」


修吾君が来た。


いつも通りに微笑む。


「ううん。大丈夫」


あたしは立ち上がった。


「いきなり本題だけど、話したいことってのはー……」


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