水色王子とピンク姫


ちらっと春を見た。


いつか、必ず思い出す…。


「春……」


俺のせいだ。


俺がいたから春はこんなケガ負って、怖い思いして…。


「春、ごめんな…」


そこから俺は、春がこのことを思い出さないように春から距離をとった。


……今でも、後悔してる。





――――――
――――
――







病院に着くと、修吾が入り口で待っていた。


「春は!?」


「一日入院だって」


「……そうか」


記憶の方はどうなんだろう。


「行かないの?」


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