水色王子とピンク姫


なんだかんだ言ってドロケイみんな本気でやってるから、牢屋の周りは相当ピリピリとした空気が包んでいる。


残り3分!


「なんか、スゲーな」


気付いたら雪佳が横にいて、あたしにしか聞こえない小さな声で呟いた。


「え!?」


そして雪佳は石崎君をドロタッチする。


「ありがとう雪佳!」


石崎君が外に出たと同時にあたしは雪佳をタッチした。


「あ。捕まっちゃったね」


捕まった雪佳は余裕の王子様スマイル。


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