可愛い年上彼氏
輝side
今は家に帰る途中
今日は瑞音ちゃんちに行った…
でも、なんか…ちょっと気まずくなっちゃった…
「気になるよなー柚原の事情ってやつ…」
涼太は何で瑞音ちゃんと両親が別居してるのか気になるみたいだけど…
「…涼太、あんまり他人の事に首突っ込まない方がいいよ…」
まったく…
「他人じゃないだろ…妹の恋人は俺の兄弟じゃん」
…………バカだ
「てか涼太はいつから僕のお兄ちゃんになったんだよ…しかも僕の事妹扱いだし…」
「えっ?弟の方がいい…?」
「まぁ、妹より…って!!今はそういう話してるんじゃなくて…」
まんまと涼太の話に乗せられる所だった…
「え?何…?」
何じゃないよ…
「涼太はデリカシーって物がないよね…」
まったく呆れちゃうよ…
「男にデリカシーなんて必要ねぇ」
だから彼女が出来ないんだよ…
「とにかく、瑞音ちゃんが自分で言いたくなるまで何も言わないでね」