可愛い年上彼氏
過去
『どれだけ親に迷惑をかければ気が済むんだ』
『お願いだから言うこと聞いて』
『お前はこの家の恥だ』
『お前は赤の他人だ』
目覚まし時計が鳴り響く部屋…
ベットから起き上がるあたし…
あぁ……嫌な夢…視たな
頭…痛いし…
親っぽい事なんて何もした事ないくせに
最初からあたしに期待なんてしてなかったくせに
最初から家族だなんて思ってなかったくせに
最初から他人のふりしてたくせに
自分の顔に泥を塗られりゃ何か言って…
そんなん自分が嫌われたくないからじゃん
そんなに自分が可愛けりゃあたしなんか産むなよ
ホント…迷惑な奴ら……
ん…?
あたしはケータイが光ってる事に気づいた
輝先輩からメールだ…
『一緒に学校行こ!!7時半に行くねっ(≧∇≦)』
……前言撤回…
産んでくれた事には感謝する
そのお陰でこうやって輝先輩と付き合えてる訳だし…