可愛い年上彼氏
はぁ…ヤバい
超先輩にゾッコンじゃん
カッコ悪…
「瑞音なんか寂しそうな顔してるよ」
ナナがあたしの前に立っていた
「んな顔してないし…」
あたしはナナの問い掛けに答えて立ち上がる
そして教室を出ようと廊下の方へ歩く
教室を出たとき舞華が丁度登校してきた
「あっ、みぃちゃんだぁ!!おはよぉー」
と明るく挨拶してきた
「おはよ」
「え…みぃちゃんどこ行くの?」
「屋上」
そう言ってあたしは屋上に行った
はぁ…
なんか今日溜め息多いな…
てかサボらないとか言ったくせに屋上来ちゃった…
まぁ、いっか…
あぁ…頭いてぇ…
………寝よ…
そう思った時…
バタン…
屋上の扉が…開いた
「やっぱりサボってる」
そこに立っていたのは先輩だった…
「なんでわかったんですか?」
「…彼氏の勘」
と先輩は笑いながら言った…
「うそうそ…舞華ちゃんから聞いたんだ」