可愛い年上彼氏

「兄は知ってて見て見ぬふりをしてたんです…自分の将来のためにですよ…最低ですよね…母親も知ってました。でも、目を向けないようにしてた…」


ホント…最低な奴ら…

気持ち悪いくらい最低な生き方……

見て見ぬふりをするなんてバカだと思った

「みんなに幻滅した…誰も信用できなかった、だから…自分自身も信じられなかった…こんな奴らのために頑張ってた自分を恥ずかしく思えた…」


…だから……


「だから…あたしは……頑張る事を止めて…信用する事も止めた…」


家のために…

親のために…

将来のために…

学年トップをキープし続けたあたしは…

一気に成績を落とし、堕落した


親や周りは誰もあたしに期待しなくなった


だから…家から遠く離れたこの街で…

あたしは1人暮らしを決意した


あんな所に居たくなかった…

あんな自分の事しか考えない下劣な奴らと日常を過ごしなくなかった…


それは…あっちも一緒だった…


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