可愛い年上彼氏

あたしは柄にもなく泣きそうだった…

そんな顔を見られなくなくて母さん達の方は見なかった…

だから母さんがどんな表情してるのかもわからなかった…


俯いたまま微笑んでるのか泣いてるのか…


それともあたしの方を驚いた表情をしながら見てるのか



ただ1つわかったのはあたしの気持ちは母さんに届いたって事

その証拠に母さんは強くあたしを抱きしめてきた


この時初めて感じた…

母親の温もり…

こんなに温かいんだ…

もっと…もっと早く知りたかったよ…



それからしばらくして輝が家に来た…


母さんは輝にあたしの事を宜しくと言っていた

輝も母さんのその言葉に大きく返事をしていた



それからあたしは部屋から荷物を持ってきて

着々と家を出る用意をしていた…


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