REAL HOPE Ⅲ
「あ!そうだ!!そうそうツカサ!」
すっかり反省文のせいで脳が洗脳されていたのか
少しばかり時間がかかったけどちゃんと思い出す。
「ん?」ツカサは視線を漫画から離す事なく答える
「ツカサの幼なじみのマリアさんがね」私がそう言った所で、漫画へと向けられていた視線が私をとらえた。
「ツカサに会いたいんだって」
ツカサが私に向けるその視線は何故か少し強張っていて
私がそう続けると、さらに眉間のシワを深くする
「何であいつの事、ジュンが知ってるんだ」