REAL HOPE Ⅲ
「ちょっと用事がありまして…じゃあ何でも一つ用事聞くからお願い!!」
きっと今までミサキにこんな頼み込んだ事はないと思う
「何でも?」
「何でも!!」
私がそう力強く拳を振り絞って言うと、ミサキは「ふーん」と呟いて立ち上がった。
「え?なに、来てくれるの!?」
「まぁな」
「やったぁー」
「その変わり、何でも言うこときけよ」
その時フッと笑った顔がやたらレツに似ていると思った