REAL HOPE Ⅲ



「ジュン」




さっきまで知らんぷりをしていたレツが口を開く


その手には缶コーヒーが握られていて、コーヒーをノドへと移していく行動を目で追うように見つめる




「ツカサの事に、首を突っ込むな」




その声は淡々とした冷たい呟き



「っでも!」



そう言う私に



「お前に何ができる。お前にツカサの何が分かる」





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