REAL HOPE Ⅲ



無言のままバイクへと足を進める…………



まさかこんな形で再開するとは思ってなかった、



何より避け続けてきた手間、どう接したらいいのかすら分からねぇ…




俺はバイクに股がりキーをひねってエンジンをかける



マリアは戸惑っているのか、ただバリバリと響くエンジン音の前で突っ立ってるだけ……



「乗れよ」




きっとその俺の声は、誰がどう聞いても冷たい声だったと思う


けど、そんな事しか言えない俺は、本当に最低だ




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