REAL HOPE Ⅲ



「何してんだよ」



メットすら被らない少し明るめに染められた髪をかき上げる



玄関の前で鞄を握りしめながら立っていたのは幼なじみのマリア。


会ったのは久々だと思う


中学になって同じ学校とはいえ、遊びほうけていた俺がコイツと関わる事なんてほとんどない



だから何でここに立っているのかが全く分からなかった




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