REAL HOPE Ⅲ



「ツカサを待ってたの」


そう言うマリアの前髪は、汗で少しだけ濡れて張り付いている


いつから待っていたんだろうか



「何で?」



そう言いバイクをガレージにしまう俺はマリアには視線を一切向けない




「話があるから………」



熱いせいか、女を相手にしてきた気だるさか…転々と話すマリアにイライラする




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