REAL HOPE Ⅲ
「これからスーツのサイズ合わせるってよぉ」
ミサキとは隣のベットに上履きを脱ぎ捨てると私も座り込む。
いったい聞こえているのか、聞こえていないのか
目をつむりイヤホンをさしているミサキは反応一つしない…
そもそも、本当に宣伝係をやるのかさえ危ういし
今学校にいる事が奇跡に近いと思ってしまう、
私はミサキのベットへと大股で移ると、ブチッと耳からイヤホンを取った。
「聞いてる?」
瞳を開けたミサキか怪訝そうに私をとらえ
グイッと体を起こすと
「パンツ見えてんぞ」