REAL HOPE Ⅲ
着いた先はやっぱりあそこ。
私がハルマを尾行した時に来た高級なドでかいホテル
「こちらです」
無表情のおじ様は、私より先に奥の部屋の扉を開けると、私だけに視線を向け早く入れと合図を送る
やっぱりまだ信じられない…レツがここの跡取りだなんて
そんなのガラじゃないし、カケラだって無いように見える
だけどやっぱりそれは紛れもない事実で
「呼び出して申し訳ないね」
目の前にいたのは、やっぱりレツのお父さんだった