REAL HOPE Ⅲ



「……いえ」




目の前の顔が、その顔がレツにそっくりすぎて何だか変な感じがする。



「今日は君に頼みがあって来てもらったんだ」



頼み……一体レツのお父さんが私に何の頼みがあると言うのだろう




「君は、レツと付き合っているんだろ?」




私は少しばからためらってから、小さく「はい」と返事をした。





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