REAL HOPE Ⅲ



「君みたいな子といられると困るんだよ。」



その声に肩が微かに震え

表情はうつ向いたまま、上にあげるなんて出来ない。




「何でか、分かるよね?」



この人は知っている。私の過去を……私の存在価値を……




「でも……」



それでも私はレツといたい。いくら私がどんな存在でも



私はレツといたいんだ




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