REAL HOPE Ⅲ



ギリっと睨み付ける私に、お父様は動揺する事もなく表情を変える事もなく



「だったらこうしよう、」



静かな空間が凄く痛い。ピリピリとした空気が私に重くのし掛かる




「こちらにとって一番困るのは君の存在だ。風神とやらは卒業したら無縁の存在になるが、君はそうじゃない。レツが本気なら尚更」



この後の言葉を聞いたら私はどうなる……



ねぇレツ、私はどうしたら良い…………




「風神とやらを潰されたくないなら、君がレツから手を引いてくれ。全ては君しだいだ」






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