REAL HOPE Ⅲ



レツの綺麗な金メッシュの髪をフワフワといじる私に



「さみーぞ。」



形の良い唇を動かしながら小さく話す。どうやらレツは眠いらしい


うとうとしてたらしい。



「寒みくて良いの」



若干変な言葉を使った私に、レツは小さくフッと笑うと、重そうな体をゆっくりと起き上がらせて




「行くぞ。」




やっぱりレツは優しい。

ワガママな私に付き合ってくれるレツはかなりの優男(ヤサオ)




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