REAL HOPE Ⅲ



え?え?ええぇぇぇ!?


「何で皆知ってるの!?」



写メを撮るために取り出した携帯は、ちょうど0時をさしていて、私の誕生日になっていた。



「仲間の誕生日ぐらい知ってるに決まってんだろ」



誇らしげに言うツカサは、きっとハルマに聞いたに違いない


ビックリしたままの私は、さっきの軽快な音がクラッカーだと気が付くには、少しだけ時間がかかって



「火、消してくださいっ」



シュウトが持ってきてくれた“ジュンちゃんハピバ”と書かれたケーキのロウソクをふぅーと優しく消した。





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