REAL HOPE Ⅲ

おめでとう




首筋や胸元に広がる紅い花



レツに愛されたしるし………―――



「………レツ」



「ん?」



服を着ないままシーツにくるまる私をレツがギュッと抱き寄せる。



「呼んでみただけ…」




「そうかよ」




いっそのこと、このままレツと私がくっついてしまえばいいのに


一つの存在になっちゃえば…ずっと離れなくてすむのに……



一生死ぬまで一緒にいられりのに……




「ジュン、ちょっと手出せ」




< 382 / 396 >

この作品をシェア

pagetop