REAL HOPE Ⅲ
おめでとう
首筋や胸元に広がる紅い花
レツに愛されたしるし………―――
「………レツ」
「ん?」
服を着ないままシーツにくるまる私をレツがギュッと抱き寄せる。
「呼んでみただけ…」
「そうかよ」
いっそのこと、このままレツと私がくっついてしまえばいいのに
一つの存在になっちゃえば…ずっと離れなくてすむのに……
一生死ぬまで一緒にいられりのに……
「ジュン、ちょっと手出せ」
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おめでとう