REAL HOPE Ⅲ



「…うぅ…ひっ…く…」


私昔はこんな泣き虫じゃなかったのに。レツに会ってから絶対泣き虫になった



レツが嬉しい事ばかり言ってくれるから…ついつい涙腺が壊れちゃう。




「お前本当泣き虫」



スッと私の涙をすくってくれる大きな手



「だっ…て、レツが…」


「俺か」



「あ…ありが…と…」




「おう」




私はキラリと光る指輪を見つめながらニコリと笑った。



< 384 / 396 >

この作品をシェア

pagetop