REAL HOPE Ⅲ



やっと信じたいと思える人ができたのに…やっと一緒に笑い合えたのに…



今から私はその大切な人を自ら手離そうとしている…



「ふっ…私って本当バカじゃん………」



頬につたう涙がアゴから床へポタリと落ちていく


でも行かなきゃ。


どこまでも私は色んな人の邪魔ばかりをしているイラナイ存在なんだから…



「行かなきゃ」



そう言って鞄を持った私の肩がビクリと揺れた




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