REAL HOPE Ⅲ
ガガガーンッ
と大きな音が響き
「写真どこだよ」
もう一人の男がひっと小さく声をあげる
「し…知りませんッ…」
「そうか。それじゃあお前に用はねぇな」
そう言ってそいつの腹部を思い切り蹴り飛ばした。
もうピクリとも動かない男の胸ぐらを掴むと、ズボンのポケットを探る。
そしてあった数枚の写真…
そこに写るジュンの姿
俺はそれをギュッと握りしめると、イライラして仕方ない鼓動を押さえながら立ち上がった。