お前のことが…好きや。

【三ヶ月前】

学校からの帰り道、俺は幼なじみと一緒に街中を歩いていた。

「やっは〜今日も疲れたわぁ〜。な、ゆう!!」

バシッ

「いった…おま…なんやねんマジ……」

「テンションひっくぅー!!そんなんやからモテへんねん!!」

「どの口が言うとんか、ゴラ」

このキャピキャピした野郎は、

浜栄 上総(ハマナカ カズサ)

立たせた黒の短髪に、焦げ茶色の目。
右頬の片一方だけに笑窪。
顔はすごいイケメン。
彼女は不特定多数。

「この口以外のなにもんでもあらへんわ!!」

ふははははと変な声で笑っとる。

はぁ…(呆)

「マジ…うっさいねん、カズ。ちょっと黙れや…」

カズがめっちゃデカい声で喋るから、周りに見られんねん(汗)



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