お前のことが…好きや。

…あれから一ヶ月ちょっと経った。

あぁ…マジ、暇な毎日や。

俺はとぼとぼ、いつもの道から帰ってる。

今日はカズ、女と遊びに行くらしい。

アイツを動かすのは、女だけや(笑)

やから俺は…今一人。
寂しいなぁ…一人って。

「はぁー……」

自然とため息を吐いたときだった。

カランカラン

ちょうど、俺の目と鼻の先にある古着屋から…あの…ピンク頭の子が出て来た。

うわっ…もう逢わないと思ってたのに…逢ってもうた…

「ありがとねーっ♪テツー!!」

「おー!!またなっ」

テツ?テツって言うんかなぁ…あの子。

名前…分かったら、なんや少し…胸が疼いた。




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