キスシリーズ~バカ、キス、好き~ 短編
屋上
「隆浩、あのね?お弁当作ったんだけど…」
「ほんまに!?めっちゃ楽しみや!!」
隆浩は、喜んで目をキラキラさせてる。
「そんな、喜ぶほど美味しくないよ?」
「水樹が作るもんは何でもうまいんや!!」
そう言いながらお弁当のふたを開ける。
「うまそうやなぁ…」
鼻歌なんか歌っちゃって…。
でも、嬉しいな。
「どうしたん?笑ってるけど…オレの顔、なんかついとる?」
「ううん、何でもないよ」