HELLO
ついたところは、赤い屋根がかわいい大きな家の前だった。

ビルが立ち並ぶ都会と違い、周りは緑に囲まれている田舎だ。

空気もすごくおいしくて、都会とは違うと言うことを実感させられた。

「何かジブリ映画の世界みたい」

車から降りると私は言った。

祐二も後から降りると、
「行くぞ」

赤い屋根の家に向かった。

「あ、待って」

祐二の後を追う。

「えっ、ここから入るの?」

私が驚いたのも無理はなかった。

祐二の後を追ってついたところは、テラスだった。

家の横に突き出されたそこは、キレイにガーデニングされていた。
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